コラム
2026.09.03
「すべての歯を失ってしまったが、入れ歯には抵抗がある」「従来のインプラントでは本数が多く費用が心配」。こうした方に選択肢となるのが、オールオン4(All-on-4)という治療法です。
ここでは、オールオン4の基本的な仕組みから、従来のインプラント治療との違い、メリット・デメリットまでを順にご説明します。大分・別府エリアでインプラント治療をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
オールオン4とは、片顎につき4本(上顎は6本を推奨する場合があります)のインプラント体を顎の骨に埋入し、それらを支柱として12本の連結した人工歯(上部構造)を固定する治療法です。ポルトガルのリスボンにあるマロクリニックのDr.パウロ・マロによって開発され、1990年代後半から世界中の歯科医療の現場で導入されています。
最大の特徴は、奥歯側の2本のインプラントを斜めに埋入する点です。顎の骨は前方部分が比較的厚く丈夫であるため、前方に2本をまっすぐ、後方に2本を傾斜させて埋入することで、少ないインプラント本数でも十分な支持力を得ることが可能になります。
全ての歯を失った場合のインプラント治療として、オールオン4と従来の方法にはいくつかの重要な違いがあります。
従来のインプラント治療では、失った歯の本数に応じて1本ずつインプラントを埋入するのが基本でした。片顎すべての歯を失った場合、6〜8本程度のインプラントが必要となることが多く、身体的・経済的な負担が大きくなりがちでした。
一方、オールオン4では片顎4本(上顎は6本を推奨する場合があります)のインプラントで、すべての歯を支えることができます。これにより、手術の侵襲性が大幅に軽減されます。
従来のインプラント治療では、顎の骨量が不足している場合、骨造成(骨を増やす手術)が必要になるケースが多くありました。骨造成には追加の手術と数ヶ月の治癒期間が必要で、患者様の負担が大きくなる要因となっていました。
オールオン4は、骨の厚みがある前方部分を活用し、さらに後方のインプラントを斜めに埋入することで骨との接触面積を増やすため、多くの場合、骨造成を行わずに治療を進めることが可能です。他院で「骨が足りない」と断られた方でも対応できる場合があります。
従来のインプラント治療で全顎を治療する場合、骨造成を含めると1年以上かかることも珍しくありませんでした。オールオン4は仮義歯を手術と同時に装着する方法や、手術前にご用意する方法があり、歯がない期間をつくらずに治療期間を大幅に短縮できます。最終的な上部構造の完成までは約3〜6ヶ月が目安です。
多くのメリットがあるオールオン4ですが、注意すべき点もいくつかあります。治療を検討される際には、以下の点もご理解いただくことが大切です。
以下のような方にオールオン4をおすすめいたします。
当院では、NASA基準のクラス10,000クリーンルームを完備した専用オペ室で、安全性に配慮した環境のもとオールオン4手術を行っております。ノーベルガイドシステムによるコンピューターガイド手術を導入し、CTデータに基づいた精密なシミュレーションのうえ、正確な位置にインプラントを埋入します。
大分・別府でオールオン4治療をお考えの方は、まずは無料カウンセリングにてお気軽にご相談ください。患者様お一人おひとりのお口の状態を丁寧に確認し、その方に合った治療プランをご提案いたします。
この記事の監修
福岡歯科大学卒業。スウェーデン Göteborg大学 歯周病科 CTC修了。日本口腔インプラント学会・東京SJCD所属。インプラント埋入本数10,000本以上(令和8年8月時点)。
オールオン4について、お気軽にご相談ください