コラム
2026.09.03
オールオン4(All-on-4)の治療を検討される際、「治療期間はどのくらいかかるのか」「何回くらい通院する必要があるのか」というご質問をよくいただきます。お仕事や日常生活への影響を考えると、治療にかかる時間の見通しは重要な判断材料になります。
ここでは、オールオン4の治療における各段階の所要期間と通院回数、治療期間に影響する要因について順にご説明します。
オールオン4の治療は、大きく分けて以下の段階で進みます。全体の治療期間は、一般的に約3〜6ヶ月程度が目安です。
治療はまず、カウンセリングと精密検査から始まります。この段階では以下のことを行います。
所要時間はおよそ60〜90分です。当院では初回のカウンセリングを無料で実施しております。この段階で治療を決定していただく必要はありませんので、まずはお気軽にご相談ください。
治療をご希望された場合、より詳細な検査と治療計画の立案に進みます。
この段階は通常1〜2週間ほどかかります。CTデータを基にコンピューター上で精密なシミュレーションを行い、インプラントの埋入位置や角度を計画します。また、手術と同時に、または手術前からお使いいただく仮義歯の準備も並行して進めます。
オールオン4では、仮義歯を手術と同時に装着する方法や、手術前にご用意した仮義歯をお使いいただく方法があり、歯がない期間をつくらずに治療を進められます。手術日の流れは以下のとおりです。
手術時間は片顎で約1.5〜2.5時間程度です。上下両顎を同日に行う場合は約3〜5時間です。仮義歯により、手術当日から見た目を保ってご帰宅いただけます。
ただし、骨の状態や手術の状況によっては、当日の装着が難しいケースもあります。その場合は、後日調整のうえ仮義歯を装着します。
手術後は、経過の確認のために数回の通院が必要です。
術後の腫れや痛みは個人差がありますが、通常2〜3日がピークで、1週間ほどで落ち着いてきます。処方された痛み止めや抗生物質を指示どおりに服用することが大切です。
インプラントと顎の骨がしっかりと結合する(オッセオインテグレーション)のを待つ期間です。この間は仮義歯で生活します。仮義歯でも日常の食事には問題ありませんが、極端に硬いものは避けるようにしましょう。
治癒期間中は、1〜2ヶ月に1回程度の通院で経過を確認します。この期間は通常3〜4ヶ月程度です(骨の状態により前後します)。
インプラントと骨の結合が確認できたら、最終的な上部構造(本歯)の製作に入ります。
最終上部構造の製作には通常2〜4週間程度かかります。この間に2〜4回の通院が必要です。素材はセラミックやジルコニアなど、耐久性と審美性に優れたものを使用します。
最終上部構造が装着されたら治療は完了ですが、長期的に良好な状態を維持するために定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスの頻度は年3〜4回程度です。
治療全体を通した通院回数の目安は以下のとおりです。
合計すると、治療開始から完了までの通院回数は約6〜15回程度が目安となります。ただし、患者様のお口の状態により増減することがあります。
オールオン4の治療期間は、以下の要因によって変動します。
治療期間中、日常生活への影響が気になる方も多いかと思います。以下は一般的な目安です。
オールオン4の治療期間は患者様のお口の状態によって異なります。新港イトセ歯科では、精密検査の結果に基づいて、患者様一人ひとりに合わせた治療スケジュールを丁寧にご説明しております。治療期間や通院回数について詳しく知りたい方は、まずは無料カウンセリングにてご相談ください。
この記事の監修
福岡歯科大学卒業。スウェーデン Göteborg大学 歯周病科 CTC修了。日本口腔インプラント学会・東京SJCD所属。インプラント埋入本数10,000本以上(令和8年8月時点)。
オールオン4について、お気軽にご相談ください