お電話でのご予約 0977-21-4477
無料相談予約
お悩み別

骨が少ないとインプラントできない?骨造成なしのオールオン4

2026.09.03

骨が少ないとインプラントできない?骨造成なしのオールオン4

「骨が足りないのでインプラントは難しい」と歯科医院で言われた経験はありませんか。歯を失った後に時間が経過すると、顎の骨は少しずつ痩せていきます。従来のインプラント治療では、骨の量が十分でないと埋入が困難とされるケースが少なくありませんでした。しかし、オールオン4(All-on-4)という治療法であれば、骨造成を行わずにインプラント治療を受けられる可能性があります。

以下では、顎の骨が減少する原因、骨が少ない方でもオールオン4で治療できる仕組み、従来の骨造成手術との比較について順にご説明します。

なぜ顎の骨は減少するのか

顎の骨が痩せてしまう現象は「骨吸収」と呼ばれ、さまざまな原因で起こります。まずは、骨が減少する主な理由を理解しておきましょう。

歯の喪失による刺激の消失

天然の歯がある状態では、噛む力が歯根を通じて顎の骨に伝わり、適度な刺激が骨の新陳代謝を促しています。しかし歯を失うと、この刺激がなくなるため、骨は徐々に吸収されて薄く・低くなっていきます。抜歯後1年で骨幅が約25%減少するというデータもあり、時間の経過とともに骨量はますます少なくなります。

歯周病による骨の破壊

重度の歯周病は、歯を支えている歯槽骨を破壊します。歯周病が進行すると、歯が抜ける前の段階からすでに骨が大きく失われていることがあります。歯周病が原因で多くの歯を失った方は、骨量が著しく減少しているケースが多く見られます。

入れ歯の長期使用

総入れ歯を長期間使用していると、入れ歯が歯茎に圧力をかけ続けることで骨吸収が加速します。特に合わない入れ歯を使い続けている場合、不均等な力が加わり、特定の部位の骨が集中的に吸収されることもあります。

その他の原因

加齢に伴う代謝の低下、骨粗しょう症、喫煙習慣なども骨量減少の要因となります。また、過去に外傷を受けた部位や、のう胞(嚢胞)の摘出手術を行った部位では、局所的に骨が少なくなっていることもあります。

従来のインプラント治療で骨が足りない場合の対応

従来のインプラント治療では、骨量が不足している場合に「骨造成手術」が行われてきました。代表的な骨造成の方法をご紹介します。

サイナスリフト

上顎の奥歯部分の骨が薄い場合に行われる手術です。上顎洞(サイナス)の粘膜を持ち上げて空間を作り、そこに骨補填材を填入して骨を増やします。骨が安定するまでに6〜9ヶ月程度の治癒期間が必要です。

GBR(骨誘導再生法)

骨が不足している部位にメンブレン(特殊な膜)を設置し、その中に骨補填材を入れて骨の再生を促す方法です。骨が十分に再生されるまで約4〜9ヶ月の期間がかかります。

骨造成のデメリット

骨造成手術には以下のようなデメリットがあります。

  • 追加の外科手術が必要になり、身体的な負担が増える
  • 骨が安定するまでに数ヶ月〜半年以上の治癒期間が必要
  • 総治療期間が1年〜2年に及ぶことがある
  • 骨造成の費用が追加でかかり、経済的負担が大きくなる
  • 骨造成がうまくいかない場合もあり、100%の成功が保証されない
  • 術後の腫れや痛みが比較的大きい

オールオン4が骨の少ない方に適している理由

オールオン4は、顎の骨が少ない方でも骨造成なしで治療できるように設計された治療法です。その仕組みを詳しくご説明します。

インプラントを斜めに埋入する技術

オールオン4の最大の特徴は、奥歯側の2本のインプラントを最大45度の角度をつけて斜めに埋入する点にあります。顎の骨は前方部分(前歯のあたり)は比較的厚みが残りやすい傾向があります。骨が薄くなりやすい奥歯部分は避け、骨が十分にある前方部から斜めにインプラントを埋入します。これにより、骨造成を行わなくても十分な固定力を得られます。

長いインプラント体で接触面積を確保

インプラントを斜めに埋入することで、まっすぐ埋入するよりも骨との接触面積が大きくなります。接触面積が大きいほどインプラントの固定力(初期固定)は高まるため、骨量が少ない状態でもしっかりとした安定性が確保されます。

骨質の良い部分を活用

顎の骨は部位によって硬さ(骨質)が異なります。オールオン4では、CT画像を用いた精密な術前シミュレーションにより、骨の量だけでなく骨の質も評価し、最も条件の良い位置にインプラントを配置します。これにより、少ない骨量でも高い成功率を実現しています。

オールオン4でも対応が難しいケース

オールオン4は骨が少ない方に多くの可能性を提供しますが、すべてのケースに対応できるわけではありません。以下のような場合は、追加的な処置が必要になったり、治療が困難になったりすることがあります。

  • 前方部分の骨も著しく少ない場合:オールオン4が活用する前方の骨までもが大きく吸収されている場合は、何らかの骨造成が必要になることがあります。
  • 重度の全身疾患がある場合:コントロールされていない糖尿病や重度の心疾患、骨粗しょう症の治療薬(ビスフォスフォネート製剤)の長期使用歴がある場合などは、慎重な判断が必要です。
  • 喫煙習慣がある場合:喫煙は骨の治癒を妨げ、インプラントの定着率を低下させます。禁煙が治療の前提条件となることがあります。

骨造成とオールオン4の比較

骨が少ない方が取り得る選択肢として、骨造成を行ってから従来のインプラント治療を受ける方法と、オールオン4を選択する方法を比較してみましょう。

  • 治療期間:骨造成+従来インプラントでは1〜2年以上かかることがありますが、オールオン4は仮義歯により歯がない期間がなく、最終補綴物の完成まで約3〜6ヶ月です。
  • 手術回数:骨造成は別途手術が必要ですが、オールオン4は原則1回の手術で完了します。
  • 身体的負担:骨造成を伴う治療は手術の侵襲が大きくなりますが、オールオン4は手術部位が限定されるため負担が比較的少なく済みます。
  • 費用面:骨造成の追加費用を考慮すると、オールオン4の方が総費用を抑えられるケースが多くなります。

当院での骨が少ない方への対応

新港イトセ歯科では、CT撮影による精密な骨量評価を行い、患者様の骨の状態に応じた治療計画を立案いたします。ノーベルガイドシステムを用いたコンピューターシミュレーションにより、インプラントの埋入位置・角度・深さを事前に正確に計画し、安全性と精度の高い手術を実施しています。

他院で「骨が足りないからインプラントは難しい」と言われた方も、オールオン4であれば治療可能な場合がございます。まずは無料カウンセリングにてお気軽にご相談ください。CTデータを基に、治療の可否を丁寧にご説明いたします。

インプラント治療のリスクと注意

  • インプラント治療は自由診療(保険外診療)です。
  • 標準的な費用はインプラント1本あたり16万円~24万円(税込)です。
  • インプラントと骨が結合しない場合があります。
  • 平均的な治療期間は3~6ヶ月、治療回数は6~15回程度です。
  • インプラント治療終了後は年に3~4回程度定期健診に来院するようにご説明しておりますが、それに応じない方や個人のブラッシングの状況によりインプラント周囲に炎症が起こる場合がございます。

この記事の監修

新港イトセ歯科 副院長 糸瀬 勝樹

福岡歯科大学卒業。スウェーデン Göteborg大学 歯周病科 CTC修了。日本口腔インプラント学会・東京SJCD所属。インプラント埋入本数10,000本以上(令和8年8月時点)。

まずは無料カウンセリングへ

オールオン4について、お気軽にご相談ください

📞 電話予約 Web予約